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葭萌関
所在地:四川省広元市昭化古城
現在は昭化古城という地名になっている。古城内は春節間近ということもあり、提灯などが飾られており、賑やかな雰囲気であった。葭萌関の石碑が古城入口手前にあるらしいが、何往復もして探したが発見出来なかった。また、古城内には蜀の武将の塑像が作られており、関索の妻という鮑三娘の像を見て感動し、すぐさま鮑三娘の墓を探索しに行った。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:広元市内(南河汽車站)より昭化古城鎮へバスで。
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鮑三娘墓
所在地:四川省広元市昭化古城北5㎞
関策の妻とされる架空の人物。演義では存在しないが、『花関索伝』に登場する。「武芸に劣る男とは結婚しない」が信念であったが、関策の挑戦を受け敗北。そして、お互いの武勇を認め、結婚した、そうな。
関策自体が架空であるため、妻も当然架空人物ではあるが、墓が実在するのは非常に面白い。この際、四の五の言わずにお参りしよう!
アクセス:昭化古城からバイタクが便利。
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費緯墓
所在地:四川省広元市昭化古城
昭化古城内の敬侯祠にある。2008年に建てられたという祠堂は立派なものであり、費緯墓はその祠堂内にある。祠堂内には、費緯の生涯を簡単に紹介しているコーナーもあり、十分に堪能出来る。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:古城内にある望清門より出て、100mほど先の敬侯祠の中にある。
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戦勝ハ
所在地:四川省広元市昭化古城
葭萌関に戦いにおいて、張飛と馬超が死闘を繰り広げたと言われる場所。百合とも言われる一騎打ちは決着が付かず、野戦をするため松明を用いて勝負したが決局、勝敗が付かなかった。
望清門よりすぐ出たところに『戦勝壩』と書かれた石碑がある。さらに、中国語、日本語、韓国語を用いて内容が説明されており、日本人、韓国人の三国志ファン達がよくこの地を訪れていることがうかがえる。 (写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:古城内にある望清門を出てすぐのところ。望清門と敬侯祠の中間。
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剣門関
所在地:四川省剣閣県剣門関鎮
蜀の姜維が魏の鐘会の攻撃を防戦した天然の要塞。剣閣バスターミナルよりバイタクを使用し剣門関に向かったが、そこに行くまでの景色が良かった。車酔いしそうなくねくねした山道を登ったところに垂直に切り立った崖があり、正に絶景です。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:広元市内(南河汽車站)より剣閣までバスで移動して、剣閣から剣門関までバイタクをチャーターした。しかし、広元市内(同汽車站)より出ている普安行きに乗れば、乗り換えなくダイレクトに行けるらしい。
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姜維墓
所在地:四川省剣閣県剣門関鎮
石碑と塚がある。しかし、数年後テーマパーク化される予定であり、私が訪問した時には既に工事が開始されていた。私個人的にはテーマパーク化されるのだけは困る。なぜなら、観光地化されると当陽の長坂坡公園みたいになりそうなので…断固として反対です。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
剣門関の風景は最高だったけど、そこまでバイタクを使用してしまい、少し怖かった。また、葭萌関から宝輪経由で剣門関を試みたが失敗した。広元市に戻り、剣門関を再アタックした。
アクセス:剣門関を越えたところにある。100m先。
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漢張桓侯祠
所在地:四川省ロウ中市
張飛の首塚。祠堂内には、張飛の活躍を再現した塑像があり、その中にはカボウ関の戦いにおいて馬超と死闘を繰り広げた塑像もあり、出来は最高に良い。また、張飛家系図や張飛が使用する蛇矛の故事など紹介されており、十分に楽しめる場所である。しかし、自分は時間の関係上、ササっと見て回った。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:広元火車駅の横にある汽车客运中心からロウ中行きのバスに乗る。市内到着後、漢張桓侯祠は西街というところにあるのでそこまでバイタク使用。
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張飛墓
所在地:四川省ロウ中市
立派な塚である。大抵、自分が見てきた塚の形は円形上のものが多かったが、この張飛塚は楕円形だったのが、特に印象的だった。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:漢張桓侯祠内。
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張飛像
所在地:四川省ロウ中市
ロケーション的には当陽にある趙雲騎馬像と似ている。しかし、これまたカッコ良い。ロータリー上にあるがため、人通りが多く、なかなか落ち着いて写真が撮れなかったが十分に満足出来る。また、近場のお店で張飛牛肉を買った。味はそこそこでビールのつまみにはぴったりだった。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:長距離バス亭より数㎞先のロータリー。
追記:広元市~ロウ中市までバスで移動。乗車時間は4時間ほどで、さらに山脈越え。さすがにロウ中日帰りはかなりこたえた。
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富楽山
所在地:四川省綿陽市城東2km
劉備が荊州より蜀に入ったとき、劉璋がこの山で劉備を迎えた。現在、ここは富楽山公園として観光地化されており、敷地内には五虎将軍の塑像、フ楽会館、劉龐塑像などあり。また、入口付近には劉備三兄弟の巨像がそびえ立つ。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
まもなく旧正月ということで通路沿いの植えられている木にはたくさんの灯籠(提灯)が飾られていて、園内を歩くだけでも十分楽しめた。
アクセス:市バス20路に乗り、富楽山風景区手前まで行ける。
同敷地内関連名所:劉龐塑像、五虎将塑像、フ城会館など。
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漢平陽府君蔽
所在地:四川省綿陽市城東2km
地図上には載っているものの、探すのに苦労した。最近出来たらしい博物館の目の前にぽつんと建っているだけなので、その存在を知っている人民達もおおくなかった。後方にある博物館建設時によく壊されずにいたなぁと思うとなんだか嬉しくなった。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:富楽山風景区近くにある博物館の前方。
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蒋エン墓
四川省綿陽市西山
墓の形状は龐統墓に似ており、蒋琬墓と書かれた門から真っ直ぐに伸びた道を少し上ったところに立派な蒋琬墓がある。
また、前もって園内に蒋琬祠もあることを調べていたが、ド忘れしてまい、危うく行かずに帰るところだった。小走りで先ほど来た蒋琬墓を通り過ぎ、無事に発見。しかし、ここ祠堂にも去年発生した地震の爪痕が残されていた。柱にひびがはいっており、門も堅く閉ざされており、中には入れなかった。残念だけど、ここも倒壊してなくて良かったと思うとまたホッとした。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:西山公園内。平政汽車站の南西にあり、同汽車站より徒歩圏内の距離。
同敷地内関連名所:蒋琬祠、営盤嘴など。
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ラク城遺跡
四川省広漢市雒城鎮中山大道
成都防衛の最後の砦であり、蜀の名称張任が守っていた城。市街地の中心にあり、城壁には2008年の成都大地震時に生じた亀裂が生々しく残っている。広漢市と綿陽市も被害が大きかった場所である。また敷地内にはちょっとした公園がある。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:広漢市長距離バス停の手前から3路にバスに乗り、房湖公園下車。私は、成都市(城北バスターミナル)より広漢市まで長距離バスに乗り、下車後バイタクを使用した。
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張任墓
四川省広漢市市北外郷wei杆村
同墓を捜索するには、必ず人民の助けが必要なほど探すには苦労しそうな場所にある。田んぼの中にあり、草がボーボーに生い茂っているため、外からでは確認出来ない。今では、塚はなく石碑が残るのみの状態となっている。自分的には、簡単に到達出来たが、上位トップに踊り出るほど印象の深い墓捜索の一つである。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:雒城遺跡(房湖公園)の手前のバス停より3路のバスに乗り、金雁橋公園で下車。張任墓は公園より少し北側の畑の中にあるため、公園前よりバイタク使用がお勧め。畑内には狂暴な野良犬2匹がお出迎え。
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新都馬超墓碑
所在地:四川省新都城南三㎞桂林郷馬超村
成都市の北東の新都に現存する馬超墓碑。現在は公園内に大切に保管されているとはいえ、風化がだいぶ進んでおり、碑文中の文字が所々剥がれている状態であったた全文を読むことが出来ないのが残念。しかし、馬超孟起という文字はちゃんと確認が出来る。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:成都市内から行く時は、成都北汽車站より650路のバスに乗り、新都で下車。自分は、広漢市向陽鎮から向かったため、同鎮より新都行きのバスに乗車。墓碑は桂湖公園内にある。
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ホウ統祠
所在地:四川省徳陽市羅江県鹿頭山
祠堂内には、龐統と孔明の塑像、龐統の生涯を描いた絵などが展示されている。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス:成都市城北バスターミナルより、徳陽行きに乗車。到着後、まず徳陽市の城北バスターミナルに行く。そこから羅江市行きのバスに乗り、白馬関鎮で途中下車。龐統祠は同鎮より羅江市方面よりにある小高い山の中にあるため、上り口付近で途中下車するのが良い。
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ホウ統墓
所在地:四川省徳陽市羅江県鹿頭山
円形の墳墓で比較的小さかった。また、墓の両脇には、馬の像を入れた檻があり、これは落鳳坂事件の前に、劉備と龐統が馬を交換した故事から作られたものらしい。残念なことに、去年発生した四川大地震の爪痕がここでもはっきりと残されていたが、崩れずに原形を留めていたことにホッとした。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス方法:龐統祠内。
追記:当日は中国では大みそかに当たる日。そのため、成都市へ戻るバスの運行状況が気になり、少し早めに撤収。ホウ統祠周辺にある落鳳坂や張飛点将台などを見逃しまい、超残念。
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成都武侯祠
所在地:四川省成都市内
武侯祠は今回で3度目の訪問となり、大みそかのため、閉門時間は通常より遅かった。日が落ちてからの武侯祠内は、趣があり最高だった。
(写真、記事提供=馬一族、2009年2月)
アクセス方法:1路バス等で「武侯祠」下車。
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